1. メルボルン・クリスマスフェスティバル & クリスマススクエア(フェデレーションスクエア)

メルボルン市が主催する「Christmas Festival」は、11月末からクリスマスまでの約1か月間、市内一帯がクリスマス仕様になる大型シーズンイベントです。その中でも象徴的なのがフェデレーションスクエアの「Christmas Square」で、高さ17.5mの巨大クリスマスツリーが設置され、毎晩ライトアップとサウンドショーが行われます。
クリスマスツリーの点灯式を兼ねた「Christmas Festival Launch」では、音楽ライブやパフォーマンスが行われ、家族連れで埋め尽くされた広場の中で、ツリーの初点灯をみんなでカウントダウンするのが名物となっています。
ツリー周辺には巨大キャンディケインなどのフォトスポットも並び、What’s On Melbourneの「Christmas events」ページでは、ドイツ風クリスマスマーケットやクリスマス映画上映会など、同フェスティバル期間中の関連イベントもまとめて確認できます。
https://www.melbourne.vic.gov.au/christmas-festival
2. Myer Christmas Windows(マイヤー・クリスマス・ウィンドウ)

Bourke Street Mall に面した老舗デパート Myer 本店のショーウィンドウを使った「Myer Christmas Windows」は、1956年から続くメルボルンの冬の風物詩です。2025年は70周年の節目で、テーマはレゴ(LEGO)のクリスマス。子どもがサンタに送った手紙の旅路を、メルボルンの名所を舞台にレゴブロックで描く構成になっており、50万個以上のレゴブロックと約400体のミニフィギュアが使われています。
2025年のウィンドウは11月8日から公開予定で、例年どおり無料で鑑賞可能です。日没後には、ウィンドウ全体を使ったライトショーが展開され、サウンドと連動した演出が23:00まで続きます。
Bourke Street Mall はトラムも多く、周辺にはカフェやレストランも多いので、「夕方〜夜にかけてウィンドウを見て、そのままCBDで食事」という定番コースが組みやすいスポットです。
https://www.myer.com.au/mychristmas/christmas-windows.html
3. Melbourne’s Christmas Wonderland(コーフィールド競馬場)

「Melbourne’s Christmas Wonderland」は、Caulfield Racecourse 内に巨大テント「Big Top」を建て、屋内にクリスマスの世界をまるごと再現する没入型イベントです。2025年は11月28日〜12月24日に開催され、1回3時間のセッション制。会場全体がクリスマスの音楽と装飾で埋め尽くされ、「すべてのジングル、ベルの音、そして“Ho Ho Ho”が思い出になる」というコンセプトで構成されています。
テントの中には、雪遊びゾーン、ミニトレイン、ジャンピングキャッスル、ローラースケートエリア、サーカスショー、クラフトコーナー(トナカイの角づくりやオーナメントづくり)、ジンジャーブレッドのデコレーションなど、複数のアクティビティゾーンが並びます。
各セッション内で好きな順番に回れる「テーマパーク形式」なので、写真を撮りながらゆっくり回る人もいれば、アクティビティを詰め込んで遊び倒す人もいて、それぞれのペースで満喫できる作りになっています。チケットは事前予約制で、公式サイトやTicketmasterから購入可能。Caulfield駅から徒歩圏内なので、公共交通機関でのアクセスも良好です。
https://www.melbourneschristmaswonderland.com.au
4. Vision Australia’s Carols by Candlelight(Sidney Myer Music Bowl)

クリスマスイブの夜、Sidney Myer Music Bowl で開催される「Carols by Candlelight」は、Vision Australia が主催するチャリティーコンサートで、テレビ中継もされるメルボルンを代表する伝統イベントです。2025年も会場は同じくシドニー・マイヤー・ミュージックボウルで、公式情報では12月24日20:00開演(16:00開場)、前日の23日には一般公開のリハーサルナイトも予定されています。
例年、人気シンガーやミュージカルキャスト、子ども向けキャラクターショー、合唱団などが出演し、定番キャロルからポップス風アレンジまで幅広いクリスマスソングが披露されます。過去公演では何千人もの観客がリハーサルにも集まり、観客席いっぱいにキャンドルやLEDライトが灯る様子が地元メディアでも大きく取り上げられました。
チケットはTicketek経由で販売されており、芝生席にピクニックシートを広げてのんびり鑑賞するスタイルが定番です。
https://carols.visionaustralia.org
5. Bubble Show for Christmas(The Capitol)

「Bubble Show for Christmas」は、City of Melbourne のクリスマスフェスティバルの一環として行われるステージショーで、会場はSwanston Street沿いのアールデコ建築シネマ「The Capitol」。物語は、サンタ公式の“バブル作り職人”Dr Bubbleが、クリスマス前の研究室で一人黙々と泡の研究をしているところから始まります。友達がほしいと願った結果、うっかりMilkshake the Bubble Clownを生み出してしまい、巨大シャボン玉や特殊なバブル技が次々と飛び出す「バブル大騒動」が展開されるという、ストーリー仕立てのショーです。
2025年公演は、12月23〜24日にかけて複数回の公演が予定されており、所要時間は約1時間。チケットはHumanitix経由で販売され、一般・子ども共通で5ドルという設定になっています(2025年時点)。
すべての回でAuslan通訳付き、24日の公演の一部は“リラックスド・パフォーマンス”(照明や音量を抑えた低刺激仕様)として実施されるなど、アクセシビリティにも力を入れているのが特徴です。
2024年公演では、チケット収益がOzHarvestやThe Big Umbrellaなどのフードリリーフ団体への寄付に充てられたことも公表されており、チャリティーの側面も併せ持つイベントとして位置付けられています。
The Capitol 自体は、Flinders Street駅やメルボルン・セントラル駅から徒歩圏内で、Swanston Streetのアーケード内エレベーターからアクセス可能。館内にはバリアフリートイレや聴覚サポート(ヒアリングループ)、静かなクールダウン用スペースも用意されており、家族連れや感覚過敏のある人でも参加しやすい配慮がなされています。
https://whatson.melbourne.vic.gov.au/things-to-do/bubble-show-for-christmas
6. クイーン・ヴィクトリア・マーケット「サマー・ナイト・マーケット」

日が長くなってくる11月後半からは、Queen Victoria Market の「Summer Night Market」がいよいよ本格シーズンに突入します。2025年は11月19日〜2026年3月11日まで、毎週水曜の17:00〜22:00に開催(12月24日・31日は除外)。“メルボルンの夏の夜はここから”と言われるほど定番化したナイトイベントです。
マーケットの屋根付きエリア一帯に、ストリートフードやクラフトビール、カクテルバー、スイーツ、ハンドメイド雑貨の屋台が100店以上並び、ライブミュージックやDJ、パフォーマーが夜まで雰囲気を盛り上げます。トレーダー向けの公式資料によると、毎年シーズンを通して何十万人もの来場者が訪れ、ライブステージやローヴィング・パフォーマーも投入される“フェス型マーケット”として運営されています。
Concrete Playground やローカルメディアの特集では、タパス、アジアンストリートフード、ヴィーガン料理、スイーツなどバラエティ豊かなフードラインナップに加え、雑貨やヴィンテージファッションのショップも注目ポイントとして紹介されています。仕事帰りにふらっと一杯、という使い方もできるので、11〜12月の“平日夜のお出かけネタ”として押さえておきたいイベントです。
https://qvm.com.au/whats-on/summer-night-market-3/
7. NGV「Westwood | Kawakubo」展 + フライデー・ナイト(12月7日〜)

アート&ファッション好きにとっての12月の目玉は、National Gallery of Victoria(NGV International)で開幕する世界初の大型展「Westwood | Kawakubo」。2025年12月7日〜2026年4月19日までの開催予定で、パンクの女王ヴィヴィアン・ウエストウッドと、Comme des Garçons の川久保玲という二人の革新的デザイナーを並列で紹介する企画です。
NGVと各メディアの発表によると、会場には140点以上のルックが並び、初期のパンクスタイルから、アン女王風のタータンガウン、そしてリ Rihanna が2017年メットガラで着用した Comme des Garçons のドレスまで、歴史的衣装が一堂に会します。展示は「反逆」「身体と衣服」「歴史との対話」などテーマごとのセクションに分かれており、二人がどのように既存のファッションの概念やジェンダー観を揺さぶってきたのかを、具体的な作品を通して体感できる構成になっています。
さらに、12月12日からは毎週金曜18:00〜22:00に「Friday Nights: Westwood | Kawakubo」と題した夜間開館プログラムも実施されます。展覧会チケットで夜間も入場できるほか、館内ではDJセットやドリンク、軽食サービスも提供され、ファッション&アート&音楽が融合した“大人の金曜ナイトスポット”として楽しめる仕掛けです。
https://www.ngv.vic.gov.au/exhibition/westwood-kawakubo
8.ボクシング・デー・テスト(12月26日〜/MCG)

クリケットファンはもちろん、スポーツイベントとして一度は体験したいのが、12月26日から始まる「Boxing Day Test」。メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)で毎年開催される伝統のテストマッチで、2025年は“アッシュズ”シリーズの一戦として、オーストラリア対イングランドが予定されています。
MCGやクリケットオーストラリアの情報によると、ボクシング・デーから最大5日間にわたって試合が行われ、一般席のチケットは大人42ドル〜など、比較的手頃な価格設定です。2024年のインド戦では5日間合計で37万人を超える観客動員を記録するなど、クリケットとしては世界有数の観客数を誇るイベントで、スタジアムをぐるりと埋める大観衆と、のんびりした夏の昼下がりの空気が独特の雰囲気をつくり出します。
2025年のアッシュズ戦では、伝説的スピナーだったシェーン・ウォーンの功績をしのびつつ心臓検査の啓発を行う「Shane Warne Legacy Heart Tests」キャンペーンも、スタジアム周辺で予定されていると発表されています。スポーツ観戦と社会貢献を組み合わせた新しい試みとしても注目されています。
https://www.mcg.org.au/events/2025/december/boxing-day-test-day-2—australia-v-england
